河床砂礫移動がある土丹露頭河川における河道保全と安定化について” に対して3件のコメントがあります。

  1. 秋田 麗子 より:

    長期間の取組み成果を取りまとめていただき、また調査や解析を通じて検証し、具体にPDCAサイクルをまわしているところが大変参考になります。ありがとうございました。
    河床低下箇所での即効性ある対策として帯工は効果的だと考えますが、時間の経過とともに侵食を受けて下流が深掘れし、ブロックの損傷や流出が生じるといったことはよく見受けられます。今回、水制のタイプもいくつか設置されており、A1の突起型であれば砂州の移動を妨げないという点が興味深いと思いました。土砂の流れを分断せず、落差が生じにくいものであれば、河道の安定や帯工の維持管理上も望ましいと思います。
    このような構造的な効果・影響に着目した検討はされていますでしょうか?また、次の改修にあたり、帯工の延長や高さを変更するとのことですが、このような構造的な工夫は取り入れられないのでしょうか?

  2. 船橋 昇治 より:

    帯工の構造につきましては、当初施工時より追加変更や修正が容易なことを意識しました。その結果、コンクリートの一体型ではなく、異形ブロックを組み合わせる方法(ブロック同士は連結し流体力に耐えられるよう配慮)をとっています。
     帯工の頂部の構造につきましては、澪筋の安定や低渇水時の魚の移動に配慮し、水通し部を約16m設けた連続壁タイプとしました。帯工BからDの基本構造は、このタイプとし、補助的に最上流に設置した帯工Aのみ部分突起タイプとしています。補助的な位置づけであるため、あえて連続壁タイプにこだわりませんでした。
     この結果、2つのタイプの帯工の比較が可能となりました。低渇水時の魚の移動等への配慮を優先したところでしたが、水通し部への流水の集中により落差が付きやすくなるため、魚の移動にはマイナス面も目につきました。こうしたことから、プラス面よりマイナス面が目立つ連続壁タイプより、部分突起型タイプの方がバランスが取れていると考えました。
     こうした観点から、今後の向けての対応(2)において、帯工頂部のブロックを部分突起タイプに交換することを提案しております。
     しかしながら、今後の対応(1)から(4)につきましては、あくまでも提案段階であり、河川管理者として変更することが決定事項になっているわけではないことを申し添えます。

    1. 秋田 麗子 より:

      ご回答ありがとうございます。
      突起タイプが砂州移動を妨げないといつ土砂動態のみでなく、魚類の遡上など環境面でもメリットのあることがわかりました。
      帯工や水制工はブロックタイプが多いため、設計上の工夫や知見として、広く共有されるとよいと思いました。
      どうもありがとうございました。

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