高水敷の横断勾配と低水路際植生の密生度が水平渦の発生と高水敷への土砂堆積に与える影響

著者 

  • 久澄伸太郎/埼玉大学工学部環境社会デザイン学科
  • 田中規夫/埼玉大学大学院教授 理工学研究科
  • 五十嵐善哉/埼玉大学大学院助教 理工学研究科
  • Adiningrum Cita/埼玉大学大学院理工学研究科
  • Painda Fazalhaq /埼玉大学大学院理工学研究科
  • 中山尚/株式会社建設環境研究所
  • 松本敬之/株式会社建設環境研究所
  • 坂本雄司 /株式会社建設環境研究所

説明資料

高水敷の横断勾配と低水路際植生の密生度が水平渦の発生と高水敷への土砂堆積に与える影響” に対して2件のコメントがあります。

  1. 原田 大輔 より:

    土木研究所の原田と申します。興味深く拝見しました。結論のところに、「⽔平渦の中⼼では上昇流が発⽣しており,低⽔路底⾯の⼟砂を巻き上げる.」とありますが、これは流れを計測されたものでしょうか。また、水平渦の中心で上昇流が起きているメカニズム、理由はどのようなものか、教えていただければ有難いです。

  2. 久澄 伸太郎 より:

    埼玉大学大学院理工学研究科の久澄と申します.返信が遅くなり大変申し訳ありません.
    ご質問ありがとうございます.

    水平渦中心の上昇流に関しては,流速を計測したものではありません.上昇流の発生があると結論づけた理由としましては,おがくずを水面に散布した際に,上流側で水面に一様に分布していたおがくずが,下流側の低水路際において「おがくずが存在しない領域」が観察されたからです.おがくずが存在しない領域の発生は,おがくずを含まない低水路床下部の水塊が水面付近に上昇したことが原因であると考えられます.参考文典は次のとおりです.(池田・村山ら:複断面開水路水平渦の安定性とその3次元構造, 土木学会論文集, No. 509/II-30, pp.131-142,1995)

    水平渦の中心で上昇流が発生するメカニズムや理由に関しては,低水路と高水敷との水深差や抵抗による流速差が原因です.低水路と高水敷の流速差により水路横断方向の流速が発生しますが,低水路から高水敷へと向かう流速は高水敷へと乗り上げようとすることで,鉛直上方向の流れ(上昇流)が発生します.

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