機械学習を用いた土石流氾濫域の推定に関する基礎的検討 2024年6月17日 最終更新日時 : 2024年6月17日 江口 翔紀 著者 江口翔紀/元 山口大学大学院 創成科学研究科(現所属 日本工営株式会社 福岡支店流域水管理部) 赤松良久/山口大学大学院教授 創成科学研究科 説明資料 河川技術発表資料_江口_WEB掲載版ダウンロード
実災害との比較の図が図示されておりますが、災害履歴の流出範囲のところばかりに推定流出範囲の色が塗られています。このことは、このフィールドでは今後土石流が発生する可能性が低いと解釈してもよいものなのでしょうか。
高橋様
コメントありがとうございます。
以下の説明変数
・源頭部からの標高を重みとするコスト距離
・源頭部からの地形勾配を重みとするコスト距離
・相対標高
これらの算出の際には、源頭部位置を与えております。
また、以下の説明変数
・対象渓流からの地形勾配を重みとするコスト距離
こちらの算出の際には、土石流が流下した渓流位置を与えております。
したがって、災害履歴地点に適用する際は、各土石流の源頭部位置と渓流位置を目視判読した上で与えております。
その結果、災害履歴との比較では災害履歴の流出範囲の箇所のみでの推定が実施されております。
以上より、実災害との比較対象区域で今後土石流が発生する可能性が低いということではありません。
このような説明がスライド内で不足しており、大変申し訳ございませんでした。
(なお、本手法は、ある範囲のすべての源頭部位置と渓流位置を与えることによって、網羅的に土石流氾濫域を推定することも可能です。)
江口さま
丁寧なご説明ありがとうございます。
実災害との比較では、あくまで災害発生箇所のみで推定を行ったということですね。理解しました。
コメント最後の()に書かれていることが重要だと思います。土石流のリスク情報を迅速に、漏れなく提供できることに他ならないためです。研究の進展を期待しております。