一般課題オーガナイズドセッション3:治水と環境の調和した河道管理のための河川技術と現場実装
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目的・概要
近年の河川技術シンポジウムでは,治水と環境の調和した河道管理に向けた研究開発の成果や現場実践について多くの報告がなされており,河道設計における新技術の実装や河積管理のための新たなワークフローの試行が始まっています.一方で,河川環境目標の設定やその達成に向けた河道管理のあり方については,いまだ課題が多いとの指摘もあります.
OS3では,河川技術論文集掲載論文から4編の著者より話題提供をいただきながら,治水と環境の調和した河道管理に向けた河川技術の現場実装の動向について最新の情報を共有し,課題への取り組みの方策について会場を交えて議論します.
プログラム
オーガナイザー
岐阜大学准教授 原田 守啓
国土交通省国土技術政策総合研究所水害研究室長 武内 慶了
国立研究開発法人土木研究所流域水環境研究グループ長 中村圭吾
プログラム
1.主旨説明
岐阜大学 准教授 原田守啓
2.話題提供(1)「河道内植生動態モデルの課題と展望‐生物多様性の予測・評価を行うための技術提案‐」
名古屋工業大学 教授 萱場祐一
3.話題提供(2)「実用的に植生消長過程を考慮した平面二次元河床変動解析モデルの改良と効果検証」
パシフィックコンサルタンツ株式会社 松下晃生
4.話題提供(3)「点群データを用いた瀬・淵の定量的な抽出に向けた基礎的検討」
公益財団法人リバーフロント研究所 森本洋一
5.話題提供(4)「耳川水系ダム通砂によるアユ産卵環境への効果の推定」
九州大学附属水産実験所 井原高志
6.論点整理
国立研究開発法人土木研究所 流域水環境グループ長 中村圭吾
7.全体討論
司会:武内慶了
パネリスト:萱場祐一,松下晃生,森本洋一,井原高志,中村圭吾,原田守啓
“OS3:治水と環境の調和した河道管理のための河川技術と現場実装” に対して2件のコメントがあります。
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土木研究所の原田です。
伐採や掘削、あるいは土砂還元もそうですが、インパクトがあった際にその場が流れと土砂動態によってどう変わるかを予測しなければ、そもそも環境の予測は不可能ではないでしょうか。例えば砂と礫どちらが堆積するかによって、予測される植生も産卵床の状況も全く違います。
一方でOS2の発表のように、流砂の研究者からすれば、混合粒径で掃流砂、浮遊砂を扱い、河床表層土砂の粒度分布を評価することは当たり前の技術です。そのような中で、流砂の研究者と環境の研究者・技術者がこれらを一緒に取り組むべきだという話は随分昔からあるように思いますが、なかなかギャップが埋まらないことは歯痒い思いです。
土木研究所の中村です。指摘もっともと思います。今回のシンポジウムを通じて、河床材料の把握(垂直方向も含めて)が大事であること。環境保全のためには土砂水理学のレベルを環境面で活用できるレベルに上げることの必要性を感じています(ただしOS3で言ったように技術のレベルは松竹梅を準備する必要があります)。原田さんの意見は、松レベルの技術に関する懸念と思います。現場では、過去の地形変化や横断面の経年変化などを活用してある程度、生息場の予測は可能です。今できるレベルで実現する技術と、学術的により高みをレベル目指すことの両方のベクトルの議論をするのが河川部会の在り方ではないかと思います。ギャップをうめる取り組みについてはとりあえず土研内で、一度議論しましょう!