パイピング模型実験におけるパイプ部の進展に伴う形状変化の精密測定 2023年6月7日 最終更新日時 : 2023年6月7日 井澤 良太 著者 井澤良太/愛媛大学大学院 楠部寧々/愛媛大学大学院 岡村未対/愛媛大学大学院 説明資料 愛媛大学_井澤良太2023-2
貫通前の状態でパイピング形状を精密に計測した大変貴重なデータであり、パイピング破壊に関する予測手法の高度化につながる研究成果と思います。予測手法の高度化に向け、現状の課題や今後の研究予定があれば教えて下さい。
現状の課題には、模型のスケール効果について十分に検証できていない点が挙げられます。今回の実験では、堤防の敷幅190mmの縮尺模型を用いて、40G場での遠心模型実験を行いました。パイプの深さ、幅、先端の勾配など、パイプ形状に関する推察しましたが、今回使用した模型と、実際の堤防では寸法が異なるため、スケールの違いによるパイプ形状の差異について十分に議論できていません。今後の研究予定につきまして、敷幅2mの堤防模型を用いて、パイプ形状とスケール効果の関係性について考察したいと考えております。
井澤様
ご回答ありがとうございます。良く分かりました。敷幅2mの模型となると作成が大変かと思います。その成果を今後ご発表いただければ幸いです。本日の発表を楽しみにしております。