8バンドマルチスペクトル光学衛星画像を用いた河道内土地被覆分類法の検討 2023年6月12日 最終更新日時 : 2023年6月12日 江口 翔紀 著者 ・江口翔紀/山口大学大学院 ・大中臨/山口大学大学院 ・赤松良久/山口大学大学院 説明資料 河技_説明資料_江口_提出版ダウンロード
建設環境研究所 宮脇と申します。
深層学習法を用いた土地被覆分類の解析を興味深く拝見いたしました。
1つ質問があります。衛星画像の撮影時期(月)が、佐波川と島田川で11月と5月と6ヶ月異なっています。5月と11月では植生の繁茂の状況など異なると思います。この違いが、各モデルの分類精度にどのような影響を与えたと考えられますか?
以上、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
建設環境研究所 宮脇様
ご質問ありがとうございます.山口大学大学院の江口と申します.
本研究における,植生域での誤分類した地点数(スライド13)を見ると,各手法で撮影時期が異なる佐波川衛星画像と島田川衛星画像の間にほとんど差異はないことが確認できます.
これは,基本的に植生域における季節ごとの分光反射特性の違いが,水域・裸地・植生に分類する際に影響するほどのものではないためと考えられます.したがって,今回実施したような植生域自体を分類するような解析では,季節性による分類精度への影響が少なかったと考えられます.
以上,回答とさせていただきます.
ご回答いただきありがとうございました。