河道・氾濫原一体型の流木挙動シミュレーションの構築 2023年6月21日 最終更新日時 : 2023年6月21日 シンポジウム事務局 著者 長田健吾,国立高専機構阿南高専 清水義彦,群馬大学大学院 川池健司,京都大学防災研究所 重枝未玲,九州工業大学 梯翔伍,国立高専機構阿南高専 説明資料 2023河川技術シンポ氾濫+流木(長田・清水)
洪水流,流木流動,流木堆積とこれに伴う水位上昇を一連で解析可能な計算モデルを構築されており,とても興味深く拝見させて頂きました.勉強にもなりました.ありがとうございます.
水深上昇量において解析値が実験値を若干下回るという今後の課題があるとのことですが,この点について検討していれば教えてください.
橋脚に堆積した流木の本数において,解析と実験で違いはありましたでしょうか?
また各20回の解析と実験を実施されていますが,流木の堆積本数と水位上昇量との相関はありそうでしょうか?
よろしくお願いいたします.
電力中央研究所の小林と申します.大変興味深い資料を拝見させて頂きました.実験に比べて,数値計算では建物モデルに流木が堆積しなかったことについて,質問させてください.
・実験における橋脚前面の水位を計算が過小評価していることから,実験に比べて河道から氾濫原へ流出する流速も小さくなり,建物モデルに流木が補足されやすいのではないかと感じました.なぜ数値計算では建物モデルに流木が補足されなかったのかについて,お考えや今後の検討課題などございましたら教えて頂きたいです.
・P8の流木堆積状況の比較より,実験に比べ計算では河床付近に流木が補足されていないように見えます.また,P9における初期水位の計算結果についても,全体として再現性が良いものの橋脚背面では水位の低下を過大評価していることから,橋脚回りの3次元流れを良好に再現することが,流木の堆積形状ならびに水位上昇量の再現性向上につながるといった認識でよろしいでしょうか.
以上です.宜しくお願い致します.