The symposium about river engineering, 2022

非破壊探査と画像解析による露岩河川の簡易な砂礫層厚把握手法の検討

著者

佐藤 貴亮1,小笠原 明信2,新妻 重明1,濱木 道大1,川尻 峻三3,渡邊 康玄4

1.株式会社開発工営社,2.豊田工業高等専門学校 助教 環境都市工学科,3.九州工業大学大学院 准教授 工学研究院建設社会工学研究系(前 北見工業大学),4.北見工業大学 教授 工学部地域未来デザイン工学科 社会インフラ工学コース

説明資料

コメント (2)
  1. 田端 幸輔 より:

    地中レーダーは実施せずとも、粒径(画像解析から計測)を用いることで砂礫層厚を把握するための新しい手法が提示されていると理解しました。現場への適用が期待できると思われますが、地中レーダーが有する課題(コスト面以外)が何なのか、なぜ粒径情報によってそれが解決されるのかが十分理解できませんでした。重要な部分だと思いますがご説明いただけると幸いです。

  2. 佐藤 貴亮 より:

    ご質問ありがとうございます。
    地中レーダの課題としましては、S波速度Vsとして数値的・面的に評価できる表面波探査と比較して地中レーダは、技術者の評価技術が必要であり数値的に明確に示せない点や1測線上の層厚判断しかできない点が挙げられるかと思います。一方で過年度より表面波探査の課題として表層砂礫層厚が薄層の場合や、表面の粒径の違いによってVsに影響する可能性が示唆されていたため、、本検討では石分含有率を用いることでS波速度Vs(m/s)と画像解析から得られる石分含有率(%)で評価し、客観的に把握できないか?という部分で検討を進めています。