The symposium about river engineering, 2022

砂州形状と植生動態との相互作用およびそれが砂州移動速度に及ぼす影響

著者

山田 春佳1,知花 武佳2,五三 裕太1

1.東京大学大学院 工学系研究科,2.東京大学大学院 工学系研究科 准教授

説明資料

コメント (2)
  1. 原田 大輔 (土木研究所) より:

    大変面白く、読み返す度に理解が深まりました。特にp.8の図で、上三本の線が重なっているのは偶然かもしれませんが、興味深いです。

    一点気になったというか、面白いと思ったことは、p.10の結論がどこまで一般性を持つかという点です。
    例えばバングラデシュのジャムナ川は、川幅が10kmくらいで、洪水期には砂州が2~3カ月冠水するので、移動速度は「30m/年」ではなく「1~10km/年」のオーダーです。そういった意味で、移動速度は「移動距離/冠水時間」で算出し、これをu*などで割れば、(ややこしいですが)無次元移動速度として一般性を持つかもしれません。
    ところで、植生が砂州の移動を遅くしているというより、砂州があまり動かないから植生が生えてくるのでは?と思っているのですが、鶏と卵になるのでやめておきます・・

    1. 山田 春佳 より:

      コメントありがとうございます。
      確かに海外の砂州の移動は追えておらず、冠水時間も考慮に入れなかったのでそこら辺を考慮に入れたらもっと面白い結果がでるのかなと思います。
      植生と移動のどちらが先かは私自身あまりよくわかってないので今後取り組むべき課題だと思います。