北川 哲郎1,村岡 敬子1,天羽 淳2,堀江 隆生3,岡本 祐司4,中村 圭吾1
1.国立研究開発法人土木研究所 水環境研究グループ,2.国土交通省 水管理・国土保全局 河川環境課,3.国土交通省 中部地方整備局 三重河川国道事務所,4.国土交通省 中部地方整備局 河川環境課
平均河床勾配という既存データから最適間隔を求められる点で、水国調査の実務に取り入れられる結果が導き出されていると感じました。一方、この最適間隔がMB解析手法の変化によってどの程度変化するものなのか、見解を示して頂ければと思います。
発表者の北川でございます。ご質問いただきありがとうございます。 本研究で提示した最適間隔(検出距離)は、環境DNAを含有する物質の流下距離の推定値に基づいています。そのため、現行で用いられている一般的な検出系の使用を想定した場合、1stPCRで使用するプライマーの選択(対象分類群の変更)やPCR阻害物質の除外処置といったところで変更を施したとしても、最適間隔そのものには大きな変化は生じないと考えています。他方で、MB解析の手法が高精度化し、現行技術では困難な低濃度の環境DNAが安定検出できるようになれば、最適間隔は延長されていくと期待されるところです。発表者が解析技術そのものについては明るくないため簡単な回答となりますが、ご了解いただけましたら幸いです。
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平均河床勾配という既存データから最適間隔を求められる点で、水国調査の実務に取り入れられる結果が導き出されていると感じました。一方、この最適間隔がMB解析手法の変化によってどの程度変化するものなのか、見解を示して頂ければと思います。
発表者の北川でございます。ご質問いただきありがとうございます。
本研究で提示した最適間隔(検出距離)は、環境DNAを含有する物質の流下距離の推定値に基づいています。そのため、現行で用いられている一般的な検出系の使用を想定した場合、1stPCRで使用するプライマーの選択(対象分類群の変更)やPCR阻害物質の除外処置といったところで変更を施したとしても、最適間隔そのものには大きな変化は生じないと考えています。他方で、MB解析の手法が高精度化し、現行技術では困難な低濃度の環境DNAが安定検出できるようになれば、最適間隔は延長されていくと期待されるところです。発表者が解析技術そのものについては明るくないため簡単な回答となりますが、ご了解いただけましたら幸いです。